笑いが世界を救う?笑顔の脳科学
笑顔を見ると誰しも気分が良くなると思います。
飲食店で接客をされていても店員さんが無愛想だと「もうここきたくないなー」
とか思ってしまいますが、物凄く愛想がよくて笑顔が素敵だとまたきたくなりますよね。
この笑顔について「ただ単に顔が良いから気分が良くなるだけではないはず!!」
と思ったので調べてみました。
本日は笑顔に関する脳科学です。
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笑顔のメカニズム
そもそも笑顔は2種類あります。
一つは、意図的な作り笑いです。
これは前頭葉ー運動野ー皮質各路という運動に関係する経路を辿って起こる笑いです。
笑顔を表出するのは筋肉の役目なので、運動に関する神経経路を通ると言うことは意図的な作り笑いだからこそなのでしょう。
そしてもう一つは楽しいことがあった時などの自発的な笑顔です。
この笑顔は、意図的ではなくユーモアなどにより自然に出てくる笑顔のことです。
これは、扁桃体という大脳辺縁系、つまり感情に関わる脳の部分が働きます。
運動経路を通るのではなくダイレクトで感情を司るところが働くわけですね。
笑いのメカニズムとしては、まず先ほど出てきた「扁桃体」という神経細胞に刺激が入ります。
そして、笑顔が出るということは感情で言うと嬉しい、楽しい!ですよね。
このドリカムの歌のタイトル、嬉しい、楽しい、大好きを感じると、扁桃体の近くにある
「前帯状皮質」に刺激が入ります。
その結果「笑い」という現象が起こるのです。
笑顔による効果
笑顔は脳にも良い効果をもたらします。
先ほども話しましたが、「笑い」が起こる前に「前帯状皮質」が刺激されると話しました。
この前帯状皮質、脳内麻薬と呼ばれる「βエンドルフィン」という物質を出す部分でもあります。
この脳内麻薬「βエンドルフィン」が出ると、鎮静効果や幸福感を感じることができます。
※ちなみに、痛みが生じた時もこの前帯状皮質に刺激が入ります。もちろんβエンドルフィンも分泌されます。しかし、これにより、痛みの緩和が図れるわけなのです。
そして笑顔になるとリラックスする時に働く副交感神経が優位になります。
副交感神経が働くと体はリラックスに働くので血圧や心拍数なども低下させてくれます。
また、笑顔が出ると脳がリラックスるアルファー波という脳波が出ます。
もうすごい気持ちがリラックスできるわけですね。
ちなみに笑顔は見るだけでも効果があります。
「ミラーニューロン」という物真似細胞が脳にはあります。
人の笑顔を見ることにより、その笑顔に共感し、自分も反射的に笑顔になっていくのです。
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まとめ
だいぶ簡単にまとめましたが、笑顔に関する脳科学と効果について説明しました。
笑顔って良いですね。
子育て世代の親御さん、子供に対して笑顔で接しまくるとものすごく良い子にそだちますよ。
先ほど話した「ミラーニューロン」の働きにより朗らかな子になります。
新生児にもぜひ笑いかけてあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。