脳心note

脳科学や心理学に関して論文をもとにわかりやすく解説していきます。

孫子から学ぶ②(小さく失敗し大きく学習する)

前回、孫子の兵法に関する内容を書かしていただきました。

probrain-logical.hatenablog.com

 

この本を読んでから、私自身、職場や身の回りの争い事を避け、解決策を考えるようになってきました。

 

孫子の兵法は争いを避けることがまず最初に記載されています。

それ以外にも、戦いになった時の心構えや準備の大切さなど、仕事や人間関係を送る上でも大変ためになるお話を多数取り揃えています。

 

孫子から学ぶシリーズ」としてこれからしばらく、こういった内容でアップさせていただければと思います。

 

ブログをご覧になっている方のビジネスや人間関係の一助になれればなぁと密かに願っております。

 

では早速、今回のテーマに行ってみましょう。

 

今回のテーマ

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今回のテーマはこちらです。

 

「亡国は以ってまた存ずるべからず、死者はまた以ってまた生くべからず」

 

という言葉です。

 

これは

「国は滅んでしまえばお終いで人は死んでしまったら二度と生き返りません。」

 

という意味です。

 

超当たり前ですよね。

 

しかし、この内容は孫子の結論部分に書かれている言葉です。

 

これは、前回の記事の言葉と繋がっています。

 

孫子の兵法は、やり直しの効かない一発勝負というのが戦争だからこそ、国の重大事であると認識しているのです。

 

この言葉ですが、死人や亡国が蘇るのであれば、重大事であっても致命傷ではないとも解釈ができます。

 

そう、失敗に関するポイントは「致命傷になるか否か?」「やり直しが効くのか?

にあるのです。

 

これは現代のビジネスの場面でも当てはめることはできると思います。

 

現代人は失敗は成功の元という言葉を残すほど失敗には寛容です。

少なくとも私はそう思います。

 

しかし、孫武さんの時代はどうでしょう?

 

失敗が許されないし、その失敗で国が滅んでしまう可能性があるような世の中です。

 

そんな時代だと、戦争をするのは本当に検討に検討を重ねなければいけません。

 

しかし、現代は失敗しても斬首されることはないので、「小さく挑戦し、早く失敗し、大きく学習ができる」のです。

 

やり直しが効き、致命傷でないのであれば、しっかり挑戦すべきなのです。

 

ただ、ここで重要なのは、組織やチームになって「致命傷にならないか?」

というところです。

 

プロジェクトを提案する側も提案された側も、致命傷だけは避けるようにしていきましょう。

 

 

個人的な見解

 

現代の世の中は、会社員であれば、会社に守られているので比較的に挑戦しやすい環境ではないかと考えています。

 

良い上司に恵まれれば尚更だと言えます。

 

今回のテーマで何が言いたいかというと、挑戦するなら致命傷を避けることを考え、たくさん失敗し糧にしよう!!ということだと思っています。

 

経験値ってセミナーや、本を読んだりするより試行錯誤して挑戦した方が圧倒的に身になります。

 

組織やチームに致命傷を負わせないのであれば挑戦はたくさんすべきだと思います。

 

沢山の挑戦をすることでチーム間の絆は深まります。

 

まさに失敗は成功のもと!!沢山挑戦して強くなりましょう!!

 

ただ、致命傷を負うようなミスは、国(我々でいう会社)が滅んでしまう可能性があります。

まあ、滅ばないにしても、かなり大きな痛手を追ってしまうので、そこは注意しましょう。

 

 

 
最高の戦略教科書 孫子 [ 守屋 淳 ]

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。 

 

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