脳心note

脳科学や心理学に関して論文をもとにわかりやすく解説していきます。

夏の疲れによく効く!クエン酸について

みなさま、暑い中お疲れ様でございます。

 

梅雨の湿気、夏の暑さも相まって疲労を感じやすい日々が続いています。

 

私は先週本当に疲労が募りに募って大変でした。

probrain-logical.hatenablog.com

 

前回疲労に関して取り上げさせていただいた時、「交代浴」を紹介させていただきました。

 

今回は、飲むと疲れが取れる「クエン酸」について解説していきます。

 

脳科学も心理学もあんまりかすっていないですが、疲労は脳も心も疲れさせてしまいます。

 

ということでいってみましょう。

 

クエン酸とは?

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クエン酸の名前自体はよく聞く名前だと思いますが、実際何者なのかはわからない人が多いと思います。

 

よくテレビで疲労回復の他に洗剤のCMでも名前を聞きますよね。

 

このクエン酸、一体何者かと言いますと、レモンや柑橘系に含まれている、爽快感のある酸味成分です。

 

結構酸っぱいですよ。

 

梅干しやアクエリアスにも入っています。

 

このクエン酸が体にどういう役割をしているかというと、身体のエネルギー産生や疲労回復に一役買っています。

 

仕組みとしては、炭水化物や脂質、タンパク質が体に取り込まれると、分解され、アセチルCoaという物質になります。

 

これとオキサロ酢酸という酸が結合することによりクエン酸になります。

 

このクエン酸はこの後7種類の酸に姿を変えます。

 

そしてなんやかんやあって元のクエン酸に戻ります。これを繰り返します。

 

この過程を「クエン酸サイクル」と言います。

 

このクエン酸サイクルはただ循環しているのではなく、人間が動くのに必要な

ATP」という物質を作り出しているのです。

 

人間はATPがないと動けません。車でいうガソリンのようなものです。

 

クエン酸はこのATPを作るのに一役買っているので疲労回復の一助を担っているといっても過言ではないでしょう。

 

また、肩こりなどの筋肉の疲労に関わる「乳酸」に対してもクエン酸は良いことをしてくれます。

 

クエン酸はこの憎っくき乳酸を分解してくれます。

 

これも疲労回復に関わるお話ですね。

 

その他の効果としては

1.ミネラルの吸収

2.新陳代謝を活発にする

3.抗酸化物質の働きを助ける

 

があります。

 

日頃から疲れやすい人はクエン酸サイクルがしっかり回ってない可能性があります。

 

 

本当に疲労が回復するのか?

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この問いに関しては、研究報告がきちんとあります。

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc06/youshiki5?yousiki5216File=D181%255CD181_youshiki5.pdf

https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc06/youshiki5?yousiki5216File=D181%255CD181_youshiki5.pdf

実際疲労を感じている男女にクエン酸を摂取していただき、その後、疲労が改善したかという過去の研究を3例調べ、2700mg /日クエン酸を摂取すると疲労軽減に作用するという判断ができるというお話です。

 

他にもたくさんクエン酸の研究はありますし、疲労回復には確かな効果が認められています。

ちなみに今回研究で使われていたのがこれです。

 

 
チョーヤ梅酒 ノンアルコール「酔わないウメッシュ」 350ml24本

 

もしよかったら飲んでみてください。

私は、運動のおともに飲む派ですのでこういったサプリメントを使います。

 

 
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 まとめ

今回はクエン酸に関して説明させていただきました。

個人的には、筋トレにも使えますし、ダイエット中でジュースみたいな清涼飲料水に手が出てしまいそうな方とかにもクエン酸はおすすめだと思います。

 

疲れが取れると脳のパフォーマンスは向上しますしね。

 

前回の交代浴同様、よかったら試してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 
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noteでは認知症関連や神経系に関する話もしています。

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