脳に良い栄養!ストレスを回避する栄養3選!!
脳に良い栄養を考えたことはありますか?
とりあえず「糖分取っておけば頭なんてしゃっきりするやろ?」
と思っている方も多いと思います。
しかし、脳に良い栄養とは糖だけでしょうか?
今回は脳に良い栄養である、テアニン、GABA、リモネンについて解説していきます。
脳と食事の影響について
脳というのは人間が生きるうえで最も重要な臓器です。
私たちが生きていることは、すべて脳みそがうまく稼働してくれているおかげといっても過言ではありません。
これまでの先行研究では、栄養素や栄養条件の違いや各種の食品成分が脳内の神経伝達物質を比較的容易に変動させることが明らかにされています。
また、行動や食欲、睡眠、記憶、感受性にもさまざまな部分に作用してくるそうです。
ということは、食事の栄養から脳の機能に及ぼす影響は強い結びつきがあることが考えられますね。
テアニン
テアニンはあまり聞きなれない成分だと思います。
テアニンは、緑茶に大量に含まれるアミノ酸です。高い緑茶には多く含まれているといわれます。
ちなみに玉露や抹茶にもしっかり含まれています。
テアニンはグルタミンと作用が似ているといわれています。
ではこのテアニンがどういう作用をしているのでしょうか?
①テアニンはドーパミン放出に関与している。
②副交感神経の活性に効果がある。
③テアニンの摂取により脳のα波が増加する。
という役割を持ちます。
まず、ドーパミンの放出に関与するということですが、ドーパミンが放出されると意欲や動機、学習などを促したり、新しい知識を長期記憶として貯蔵することができます。
テアニンがドーパミン作動性ニューロンに何らかの作用をもたらすことが示唆されています。
また、テアニンは自律神経にも作用します。
しかし、自律神経の中でもリラックスする時に働く副交感神経に顕著に働くそうです。
そしてテアニンにはリラックス作用があります。
これは、脳波の研究で証明されれています。
テアニンを入れた水分とプラセボ水を飲んでもらい、1時間のα波(リラックスした時に出る脳波)を比較した際、テアニン摂取群が顕著に増加していたそうです。
メカニズムの詳細は明らかではありませんがテアニンが精神的な安らぎに一役買っていることが考えられます。
GABA
γアミノ酪酸=gamma-aminobutyric-acid
の略でGABAです。市販のチョコレートにも配合されていますね。
というよりGABAって名前ですね。
GABAはグルタミン酸がグルタミン酸脱炭酸酵素の中に作用により生じる化合物で自然界に広く存在するアミノ酸の一種です。
では、どういう役割を持つのでしょうか?
①生体内のコレステロール低下
②精神安定・ストレス軽減
③学習能力向上
GABAは上記の効果以外にも発癌抑制やアレルギーに対しても抑制効果があるといわれています。
GABAの脳に対する効果はなんといってもストレス軽減と学習能力の促進です。
このストレスの関する研究はGABAを混ぜた飲料を飲んだ群と飲まなかった群の唾液成
分の比較で検証されています。
GABA摂取群ではストレスの指標であるクロモグラニンA濃度が優位に低下しています。
ストレスが脳に良くないのは周知の事実ですが、そのストレスを軽減できるのは脳に対
して非常に良いと言えますね。
リモネン
リモネンとは柑橘油成分です。
柑橘系の食べ物にも含まれています。柑橘系の匂いはリラックスできるしなんとなく良い効果がありそうなのは想像できますよね。
実際効果はあります。
①ドーパミン放出作用
②ストレス軽減作用
と実際人に対する研究でも効果は実証されています。
また、匂いにも重要な効果があります。
香り成分は鼻から大脳皮質に行き、肺に入って肺胞から香気成分が吸収されます。
こういったメカニズムで体や脳に作用していきます。
ちなみに香り成分の効果としては、抗菌、抗ウィルス、抗炎症作用。免疫機能の賦活などさまざまな機能があります。
匂いというのは馬鹿にできないのです。
まとめ
今回はテアニン、GABA、リモネンについて解説しました。
どの成分にもストレス軽減やリラックス作用があります。
と、考えるとストレス軽減やリラックスというのが脳に大事な役割を果たすことは言うまでもありませんね。
今後脳によい成分やストレスなどの関連性も調べていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。